Radiant Heart~BowYoga~healthy life style studioのインストラクターマイコです。

突然ですが、日日是好日という映画を観ました。

　お茶の映画で、樹木希林さんの遺作だったとだけ記憶していましたが、Amazonプライムビデオで見つけて、軽ーい気持ちで観てみました。

　私は札幌にいる時、お茶を習っていました。
最初の割り稽古から始まり、脚が痺れて立てなくなって、全然覚えられなくて、頭で考えて、考えて、でもって気付いたら手が勝手に動くようになってるという流れが、うんうん一緒！
と主人公に勝手に共感しながら観ていました。
でね、やっぱりあのお茶室の空気好きだなぁと思ったので、9月に札幌へ行った時のことを書いてみようと思います。 　
養成講座のため札幌に行ったのですが、札幌に行ったら、寄りたい所、やりたい事があります。
それは茶道教室
実は私、会社員時代、約9年茶道を習ってました。意外ですか？（笑）
茶道を習っていたから、ボウスプリングの繊細さや動きの美しさに惹かれたのかも知れません。
そのことはこちらのブログで書いてます。
で、その茶道ですが、先生が本当に素晴らしい方で、私はかなり恵まれた環境におりました。
季節を感じる茶器、お菓子、お花に至るまで、先生はいつも本物を見せてくれていました。
お茶を生きる人は、私生活も茶道そのもの。
繊細で、丁寧で、美しい。
ヨガもマットの上だけがヨガじゃない。
マットの外でも。
とよく言いますが、自分を含めどれだけの人が出来てるかな？と思います。

話は逸れました。
お茶に戻します（笑）
9月中旬ということで、秋のお点前。
しかもこの日は、中秋の名月
お軸は 「 白雲自ら去来す 」（はくうん　おのずから　きょらいす）

雲が次から次へと湧き起こり去来しても、山は元の姿のままそこに堂々とある。煩悩や妄想の雲に惑わされる事はありません。
その時は曇っていても、天の雲は必ず晴れる時がきます。
天雲に惑わされず、一心に、一生懸命にやりなさい。
結果は後についてきます。（ネットから抜粋）
茶の道も時に迷い、時に留まることがあっても、茶の道に精進し、努力すれば、 利休七則を自然と実践できる人物になっている。ということでしょうね。

　先生はまん丸で月みたいな形の水差しを用意してくださってました。
(ここでまた中秋の名月)

　日本のこの四季を大切にし、花はまた野に咲くように。
あぁ！なんて美しい世界！

　で、私の久々のお点前はと言うと もう散々でしたわ ( ´艸｀)
お客でいるときは冷静に順番を覚えているのに、いざ自分がお点前する側になった時に、ぽんっと頭から抜けてしまいます。
はぁ、これもまた修行
堂々とやるほどお稽古してないというのもありますが、お軸の白雲自去来とは程遠い( ;∀;)
日々のお稽古の積み重ねがいかに大切か、 ヨガも同じだなぁと思いました。
すぐに出来るわけではない だから積み重ねる。
身体の隅々にまで意識を向ける。
頭で考えなくても出来るように
無意識のようでも意識し続けていることがその延長線上にあるように

どんな日だって良き日だ！
日日是好日
大好きな場所がある幸せ
好きなことをやれる幸せ
会ってくれる人がいる幸せ
会いに来てくれる人がいる幸せ
絶妙なタイミングで会えた人たちがいる幸せ
美味しいものが食べられる幸せ
どんなに辛いことがあったって、
あとで振り返れば幸せなことだって気付くことがある
こんな美しい世界に生まれてきた幸せ
いまある全てに感謝し、味わって生きていこう！

そんなことを思う良い映画でした。